※シリーズ三部作目になります。
シリーズのネタバレを多く含みます。話の流れは過去作を参照した方が把握しやすくなっています。

「彼女の父を殺し平穏を奪ったのは　おれだろう」

陰陽道の名家後嗣で「星見」という予知の力を持つ稀代の実力者・弓納持朝巳は一年半前、一人の男を殺した。

彼が密かに心を寄せていた少女・佐原かなめ、その父である。
佐原かなめの「撫物(なでもの)」という稀少体質が悪霊を引き寄せ、その影響で狂乱した父親により一家心中がごとく家族全員が死ぬ運命にあった。

弓納持朝巳と丹埜月人の介入により佐原かなめのみが一命を取り留め、身寄りをなくした彼女は星辰高校に通うことになったのだった。


しかし依然として「撫物」佐原かなめをつけ狙う魔の手はやまず、高校2年時の冬に養護教諭・籠目の襲撃が起こり、弓納持がこれを阻止。

続けて、籠目と同組織と見られる丹埜月人は、友人として佐原かなめにそば寄り、籠絡を試みるも弓納持の武力行使によって失敗。
丹埜は辛くも逃亡を図った。

対立組織について探りを入れるべく、親友である丹埜の足跡を追い、接触を試みる弓納持とかなめ。
落ち合う場所として指定されたのは……ラブホテル！?

「今ここでお前をぶっ殺したらさあ
おれ、かなめ独占できるかな?」
「あ?殺せるもんなら殺してみろよ
お前どうせそんな度胸ねえだろ」

恋敵の対面に、修羅場は激化。
性格の捻じ曲がった男二人をなんとか仲直りさせて和解完了3P同意セックス！

シリーズ過去作と比べると、穏やかで平和的な話です。

◾️注意事項
※シリーズ最新作です。続きものですので、過去二作を参照した方が把握しやすい内容です。
※回想でのみ流血シーンがあります。
※3P表現を含みます。
※本編の修正は黒線になります。

◾️ページ数(予定)
・表紙1P
・本文197P