自宅近くにあるBARへ、あなたは時折訪れる。
仕事で疲れた時や、嫌なことがあった時の心のオアシスだった。

こじゃれた民家の1階にある小さなBARには、6席のカウンター席しかない。
店を回すのはマスターがひとりだけ。

その彼に、あなたはもう随分と片思いをしている。
マスターと客以上の会話をするでもなく、時たま会話が続くと帰宅してから、ベッドで転がり回ってしまうくらいには恋をしている。
彼があなたの想いに気付いていて、更には彼もまた虎視眈々とあなたを口説くタイミングを狙っているとも知らず、あなたは今日も、彼を慕わし気に見つめていた。

今日は仕事で嫌なことがあったので、こうしてBARへ訪れた。
仕事のモヤモヤを晴らすために、あなたはキツいカクテルを頼み、それを何度か繰り返しているうちに、店内にはあなたと彼の二人だけに・・・。

「レディキラーを3杯も飲んでさ。自分から殺されに来た、あなたが悪い」

実は両想いな彼に、酔わされ誘惑されて、知らない快楽に溺れていく...

自宅の1階にて趣味でBARを営んでいる。
と言ってもメインは土地の賃貸収入。
あとは動画投稿もしているのでその宣伝広告費。

あなたの慕わし気な視線や、割とわかりやすい反応から恋心を見抜いていた。
いつの間にか彼の方も好きになっていたが、臆病そうなあなたになかなか声を掛けられずやきもきしていた。
二人きりになれたので、これ幸いと酔わせて持ち帰った。

ちなみに酔わせた事への罪悪感は少しあるけれど、このままうまい事口説き落とすつもりなので、とりあえず体から落とすかという腹積もりでいるまあまあ悪い男。

飲みやすいのにアルコール度数の高いカクテルを「レデイキラー」と呼ぶ。甘い味付けに下心を隠した悪いお酒。

快楽書店では、働く女性をネームレスヒロインとして描いたひとりエッチ向けの小説を掲載しております。
優しいけどちょっと意地悪で、楽しいけどうまくいかないときもあるような、そんな「彼」とのリアリティがあるけど都合のいいお話を書いています。
メインのエッチはどろどろのぐちゃぐちゃになる仕様です。

「レディキラーを君に」の原作と続編、壱村肇以外の「彼」ともお楽しみいただけたら幸いです。

《note》
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( 敬称略 )
シナリオ・制作:極楽ちどり(快楽書店)
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声優:野村文乃　　　　
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イラスト:羽浪由惚　
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